脱マンネリ! レトロスペクティブ3つの新ネタ
チームの定例会議、毎回同じ流れになっていない?
「また同じメンバーでのレトロスペクティブか…」「毎回同じことを話して、結局何も変わらないんだよね…」といった声、あなたのチームでも聞こえてきませんか?特に、スプリントレトロスペクティブは、その名の通り、チームの成長を促す重要な場であるにもかかわらず、時間が経つにつれてマンネリ化してしまうことが多いです。問題点の洗い出しや振り返り作業が単調になり、メンバーのモチベーションも低下する一方。これが続くと、チーム全体のパフォーマンスにも影響が出ること間違いありません。
じゃあ、どうしたらこの状況を打破できるのでしょうか?今回は、マンネリ化したレトロスペクティブを活性化するための新しいアイスブレイクとフォーマットを3つ提案します。
1. アイデアボックスで新たな視点を得る
具体的な取り組み方
チームメンバーが普段思っていることやアイデアを匿名で集める「アイデアボックス」。このボックスに普段の業務で感じたことや改善したい点、さらには自分たちがやりたいと思っていることなどを書いてもらいます。これを定期的にレトロスペクティブで開封し、メンバー全員で話し合うのです。
具体例
あるプロジェクトチームでは、アイデアボックスを作成し、週に1回リーダーがそれを取りまとめていました。最初は出てくる意見も少なかったのですが、回数を重ねるうちに、メンバーが自分の意見を出しやすくなり、参加意欲が高まった結果、レトロスペクティブの内容も充実したものとなりました。匿名性が加わることで、気軽に意見を言える環境を作ることができたのです。
2. ゲーミフィケーションで楽しさを取り入れる
具体的な取り組み方
レトロスペクティブをただの会議にするのではなく、ゲームの要素を取り入れてみましょう。例えば、問題点を「悪者」とし、解決策を「ヒーロー」に見立てたロールプレイングゲーム形式の議論をするのです。この形式なら、普段の会議とは違った雰囲気で楽しみながら、クリエイティブなアイデアが生まれやすくなります。
具体例
あるIT企業では、レトロスペクティブが「悪者退治」として知られるイベントに変わりました。メンバーはそれぞれ悪者(課題)を特定し、どのようにヒーロー(解決策)でそれを退治するのかを考え、役割を演じながら発表することに。これにより、参加者は笑いながらも真剣に問題解決に向き合い、実際に実行に移されるアイデアも増えました。
3. 過去の成功に焦点を当てる
具体的な取り組み方
レトロスペクティブは反省の場と捉えがちですが、時には「成功体験」にも目を向けるべきです。過去のスプリントで成功した事例を共有し、その要因を分析する時間を設けましょう。成功体験から学ぶことも多く、メンバーのモチベーションを高めることに繋がります。
具体例
ある開発チームでは、スプリントの終わりに「成功のシェアタイム」を設けました。この時間には、各メンバーが自分の成功体験を話し、それが全体の成果にどう寄与したのかを振り返ります。これにより、仲間の良いところを認識し合い、チームワークが強化されたとの声が上がりました。
マンネリ化を打破するためには…
あなたのチームは、これまでのレトロスペクティブを振り返り、新たな視点やアイデアを取り入れることで、活性化することが可能です。今回ご紹介した3つのアイデアをぜひ試してみてください。マンネリ化している会議が、チームの成長のための貴重な場に変わるかもしれません。
最後に、あなたのチームにとっての「成功の秘訣」は何ですか?それを一緒に探るために、どんなアイデアを試してみたいですか?あなたの声をぜひ聞かせてください。



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